オンラインカウンセリングについて心理学の専門家が解説

オンラインカウンセリングについて心理学の専門家が解説

最近、オンラインカウンセリングという言葉をよく耳にしませんか?

オンラインカウンセリングという言葉はよく聞くけど、内容はよく分からないという人も多いかもしれません。

そこで今回は、オンラインカウンセリングについて心理学の専門家が解説します。

この記事を読むことで、オンラインカウンセリングとは何なのか、オンラインカウンセリングのメリット、デメリット、オンラインカウンセリングの効果が分かります。

オンラインカウンセリングとは

オンラインカウンセリングとは、一言で言うとインターネットを利用したカウンセリングのことです。

オンラインカウンセリングにはいくつかの種類があるので、1つずつ解説します。

電話カウンセリング

オンラインカウンセリングがインターネットを使ったカウンセリングのことなので、電話カウンセリングをオンラインカウンセリングに含まれないこともあります。

ただ、少し前からLINE電話などインターネットを使った電話によるカウンセリングもあるので、解説しますね。

電話カウンセリングとは、そのままですが電話を使ったカウンセリングのことです。

「いのちの電話」と聞いたことははないでしょうか?

「いのちの電話」が、電話カウンセリングの代表例ですね。

電話カウンセリングでは、カウンセラーが電話でクライエント(相談者)の相談に乗ります。

電話カウンセリングの特徴としては、

  • 場所を選ばない
  • 顔を見られたくない、対面が苦手なクライエントにとっては利用しやすい
  • クライエントの声、話す内容が主な情報源となる
  • クライエントの服装、姿勢、表情、身振りなどは分からない
  • 電話回線の本数が少なくつながらないことがある
  • 対面カウンセリングに比べてカウンセリング料金が安い
  • カウンセリング料金とは別に通話料が掛かる場合がある

などが挙げられます。

ちなみに、厚生労働省では電話相談の窓口を紹介しています。

カウンセラーに相談したいけどなかなかカウンセリングルームに行く時間が取れない場合、電話カウンセリングを利用する方法もあります。

メールカウンセリング

メールカウンセリングとは、メールを使ったカウンセリングです。

メールカウンセリングの特徴としては、

  • 時間や場所を選ばない
  • 顔を見られたくない、対面が苦手なクライエントにとっては利用しやすい
  • クライエントの文章が主な情報源となる(文章以外は絵文字、顔文字)
  • クライエントの服装、姿勢、表情、身振りなどは分からない
  • クライエントが文章を書いているうちに考えが整理される
  • カウンセラーが応答するまでにタイムラグが生じる
  • あとから読み返すことができる
  • 対面カウンセリングに比べてカウンセリング料金が安い

などが挙げられます。

メールカウンセリングでは、カウンセラーには本当の意味で行間を読む力が求められます。

なぜなら、クライエントの表情が見えないからです。

例えば、クライエントが「死にたい」と書いてメールしてきた場合にメールカウンセリングではどの程度の本気度なのかを読み取ることが難しいです。

対面であれば「死にたい」という言葉以外にクライエントの表情や語気の強さなどから決意の強さなどの情報が得られますが、文字だけだと難しいです。

また、最近では電話が苦手な人も増えています。

そのような人にはメールなど文字でのやり取りが好まれることもあります。

チャットカウンセリング

メールカウンセリングと似たものにチャットカウンセリングがあります。

メールと同じように文字でのやり取りになりますが、LINEなどのSNSでチャットでやり取りをするものです。

そのため、チャットカウンセリングはSNSカウンセリングと呼ばれることもあります。

チャットカウンセリングの特徴としては、

  • 時間や場所を選ばない
  • 顔を見られたくない、対面が苦手なクライエントは利用しやすい
  • クライエントの文章、スタンプが主な情報源となる
  • クライエントの服装、姿勢、表情、身振りなどは分からない
  • カウンセラーが応答するまでにタイムラグが生じる場合がある
  • 既読機能により、カウンセラーに自分の書いた文章が読まれたかどうかを確認できる
  • メールに比べてそれまでの話の流れを把握しやすい
  • あとから読み返すことができる
  • 対面カウンセリングに比べてカウンセリング料金が安い

などが挙げられます。

普段からSNSを利用することが多い人には、とても使いやすいでしょう。

メールカウンセリングに比べてスタンプを使うことができるので、そのときの感情を伝えやすかったりします。

しかし、スタンプなどがあるとは言えチャットカウンセリングもメールカウンセリングと同じようにカウンセラーには本当の意味で行間を読むことが求められます。

対面や電話でのカウンセリングが苦手で、普段からSNSを利用することが多い人には好まれる傾向にあります。

ビデオ通話カウンセリング

ビデオ通話カウンセリングとは、ビデオ通話アプリを使ったカウンセリングです。

2010年代から使われ始め、2020年の新型コロナウイルスによるリモートワークの増加に伴い大幅に普及しました。

具体的にはzoom、GoogleMeet、Skypeなどを使ってカウンセリングを行います。

初期の頃はビデオ通話アプリを使うと画像が乱れたり音声が遅延するようなこともありましたが、現在ではそのようなことはほとんどありません。

ビデオ通話カウンセリングは、電話カウンセリング、メールカウンセリング、チャットカウンセリングの表情が見ないという弱点を改善した対面に近いカウンセリングです。

ビデオ通話カウンセリングの特徴としては、

  • 場所を選ばない
  • クライエントの声、表情、話す内容が主な情報源となる
  • クライエントの服装、姿勢、身振りなどもある程度把握できる
  • カウンセラーが応答するまでにタイムラグが生じない
  • 録画すればあとから見直すことができる
  • 対面カウンセリングに比べてカウンセリング料金が安い

などが挙げられます。

オンラインカウンセリング(ビデオ通話カウンセリング)のメリット

ここでは、クライエント側から見たオンラインカウンセリング(ビデオ通話カウンセリング)のメリットについて解説します。

クライエントから見たオンラインカウンセリングのメリットとしては、

  • 相談機関のない地方や離島、海外にいてもカウンセリングを受けられる
  • 足の不自由な人でもカウンセリングを受けられる
  • ひきこもりの人でもカウンセリングを受けられる
  • 対面に近いカウンセリングを受けられる
  • カウンセリング料金を節約できる
  • 交通費を節約できる

などが挙げられます。

オンラインカウンセリングにはメリットが多く、これまでカウンセリングを届けることが難しいかった人たちにもカウンセリングを届けることが可能です。

オンラインカウンセリング(ビデオ通話カウンセリング)のデメリット

クライエント側から見たオンラインカウンセリング(ビデオ通話カウンセリング)のデメリットについて解説します。

クライエントから見たオンラインカウンセリングのデメリットは、

  • 匂い、身体全体の服装や姿勢など対面に比べると情報が伝わりにくい部分がある
  • セキュリティに対する不安がある

などが挙げられます。

セキュリティに対して不安がある人もいるかもしれませんが、インターネット上でクレジットカード番号や暗証番号などを入力している時代です。

ある程度、アプリ(ソフトウェア)を信頼することも必要です。

オンラインカウンセリングの効果

オンラインカウンセリングの効果について気になる人も多いのではないでしょうか?

特に対面でのカウンセリングと比べて、どちらが効果があるのかは気になるところですね。

海外の論文では、対面とオンラインでほぼ同等の効果があると報告されています。

また、日本では岡本・松田(2008)*1が日本人を対象とした研究で、

  • 「話しやすさ」は、ビデオチャット>対面>メールの順で、ビデオチャットが1番話しやすい。
  • 「緊張しにくい」は、ビデオチャット>メール>対面の順で、ビデオチャットが1番緊張しにくい。
  • 「心の落ち着き」は、ビデオチャット>対面>メールの順で、ビデオチャットが1番心が落ち着つきやすい。
  • 「不安の解消」は、メール>対面>ビデオチャットの順で、メールが1番不安が解消しやすい。

ということを明らかにしています。(※ビデオチャットとはビデオ通話とほぼ同じもの)

このように多くの研究結果がビデオ通話によるカウンセリングには対面と変わらない効果があることを示しています。

また、これからもっともっとオンラインカウンセリングの効果が明らかになっていくでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

オンラインカウンセリングの種類、オンラインカウンセリングのメリット、デメリット、効果について解説しました。

オンラインカウンセリングは、まだまだこれから伸びていく分野です。

悩みがある人は、ぜひ気軽に利用してほしいと思います。

参考文献

ミック・クーパー(著)清水幹夫・末武康弘(監訳)(2012)エビデンスにもとづくカウンセ
リング効果の研究-クライエントにとって何が最も役に立つのか- 岩崎学術出版社 pp203-
205.

*1 岡本悠・松田英子(2008)ビデオチャットカウンセリングの有用性に関する検討-対面
カウンセリング及びEメールカウンセリングとの比較- メディア教育研究 第4版 第2号 pp
.91-98.

【推奨】オンラインカウンセリングのおすすめは臨床心理士・公認心理師

【推奨】オンラインカウンセリングのおすすめは臨床心理士・公認心理師

オンラインカウンセリングのおすすめは何処なのかを知りたい人も多いのではないでしょうか?

現在、オンラインカウンセリングを行っている相談機関はいくつかあります。

自分の悩み事などを相談するわけですから、信頼できるところに相談したいですよね。

そこで今回は、オンラインカウンセリングの選び方について解説します。

本記事を読むことで、失敗しないオンラインカウンセリングの選び方が分かります。

これからオンラインカウンセリングを受けようと思っている方は、ぜひ記事をご覧ください。

オンラインカウンセリングのおすすめは臨床心理士・公認心理師

結論から言うと、オンラインカウンセリングのおすすめは臨床心理士・公認心理師が在籍するところになります。

理由は、心理学の専門的な知識・スキルを持っているのが臨床心理士、公認心理師だからです。

さらに言うと、臨床心理士・公認心理師のダブルライセンスを持っているカウンセラーがおすすめです。

臨床心理士、公認心理師について解説しつつこの点について深堀します。

臨床心理士

臨床心理士については、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

臨床心理士は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が実施する試験に合格し認定を受けた人のみがなることができます。

そして、臨床心理士になるには第1種指定大学院、第2種指定大学院、専門職大学院のいずれかを修了しなければ臨床心理士の受験資格を得ることはできません。

(大学の学部は心理系の学部でなくても受験資格が与えられます)

当然、大学院には入学試験がありますので、大学卒業後、大学院入試を突破する必要があります。

そして、大学院入学後はカリキュラムをこなし、修士論文を書き上げなければなりません。

(専門職大学院に限って言えば、必ずしも修士論文を書く必要はありません)

つまり、臨床心理士は大学院入試に合格、大学院を修了、さらに臨床心理士試験に合格しなければなることはできないのです。

ちなみに、臨床心理士試験は一次試験と二次試験があり、最終的な合格率は60%前後です。

臨床心理士になるには多くの関門を突破する必要があり、心理の分野で最も有名な資格です。

公認心理師

公認心理師は、日本初の心理職の国家資格です。

2017年に公認心理師法が施行され、2018年から公認心理師試験が行われています。

心理職の資格と言えば先ほどの臨床心理士が有名ですが、臨床心理士は民間資格です。

うつ病や自殺の問題が大きくなるにつれて、心理職の国家資格化の必要性が訴えられてきました。

何度も頓挫した中、ようやくできた日本初の国家資格が公認心理師です。

公認心理師になるにはいくつかのルートがありますが、大学卒業と大学院修了がメインのルート(Aルート)になります。

しかし、全てをゼロからスタートさせることはできません。

なぜなら、すでに現場で働いている心理職をどうするのかという問題があるからです。

現場で働いている心理職に今から大学卒業、大学院修了を求めるのはかなり厳しいものがあります。

そのため、公認心理師は2018年から5年間の移行期間が設けられました。

移行期間には、条件を満たせば公認心理師の受験資格を認めるという経過措置が取られました。

例えば、すでに大学院を修了している人には大学院時代に取得した単位を公認心理師カリキュラムの科目として読替え、一定の基準を満たせば受験資格を与えられます。

しかし、ここには大きな落とし穴があります。

それは、すでに現場で働いている現任者(Gルート)については、5年間の実務経験があれば講習を受けることで公認心理師試験の受験資格を認めている点です。

5年の実務経験とは、下記の内容になります。

公認心理師法第二条

(1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
(2)心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の
援助
(3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助

そして、この5年の実務経験というのは週1回のボランティアでもOKとなっています。

また、現任者(Gルート)は自己申告となっていて、勤務先の証明権限のある代表者が受験申込時の実務経験証明書に署名、捺印して願書を提出することになっています。

そのため、本来は先ほどの公認心理師法第二条に掲げた行為を行っていないにも関わらず、公認心理師資格を取得している人間が少なからずいるはずです。

ちなみに、2020年の第2回公認心理師試験の合格率は、約46%です。

1番信頼できるのは臨床心理士・公認心理師のダブルライセンス

ここまで臨床心理士、公認心理師について解説しました。

カウンセラーは臨床心理士が良いのか、公認心理師が良いのかという議論がありますが、カウンセリングを受ける上で1番のおすすめは両方の資格を持ったカウンセラーに相談することです。

実は、カウンセラーというのは誰でも名乗ることができます。

極端なことを言うと、心理学について何も知らない人が今日からカウンセラーと名乗ったとしても法的には何も問題ありません。

そして、これが心理業界の大きな問題点なのです。

きちんと大学や大学院で心理学の勉強をしていない、臨床心理士も公認心理師も持っていないカウンセラーが巷には溢れています。

テレビやメディアに出ているカウンセラーにも注意が必要です。

例えば、恋愛心理学について話しているカウンセラーがいますが、そもそも心理学に恋愛心理学という分野はありません。

テレビやYouTubeなどに出ている肩書が公認心理師だけのカウンセラーには注意した方が良いでしょう。

なぜなら、先ほど解説したように2022年まで公認心理師は移行期間となっていて、誰でも受験できる可能性が高いからです。

カウンセリングというのは、人の心を扱うとてもデリケートなお仕事です。

専門的なカリキュラムできちんと心理学を学んだことのない人間がカウンセリングをすることは、クライエントを傷つける可能性も十分にあります。

そのため、カウンセリングを受ける際は臨床心理士・公認心理師のダブルライセンスを持っているカウンセラーに相談することを強くおすすめします。

こんな話をすると、臨床心理士、公認心理師を持っていないカウンセラーでも良いカウンセラーはいると言う人がいます。

確かにそうかもしれませんが、それは一部の例外である可能性が高いです。

カウンセラーは、資格を持っているのか、良いカウンセラーなのかということで次の4つに分類することができます。

図1資格とカウンセラーの分類表

そして、臨床心理士・公認心理師を持たなくても良いカウンセラーがいるというのは、上図の4分類のうち左下の1つしか見ていない状態です。

確かに臨床心理士・公認心理師を持たなくても良いカウンセラーもいるでしょう。

しかし、それ以上に臨床心理士・公認心理師を持つ良いカウンセラーは多いでしょうし、臨床心理士・公認心理師を持たない悪いカウンセラーも多いでしょう。

つまり、臨床心理士・公認心理師でなくても良いカウンセラーがいるというのは、全体を見ずに一部の例外的な状況に注目している状態に過ぎません。

もっと言うと、例えば自分が外科手術を受けるときに医師免許を持たない人にお願いしますか?

私は、1年間に何百冊の医学書を読んでいても医師免許を持たない人に手術をお願いすることはないです。怖すぎます。

同じようにカウンセリングについては、臨床心理士と公認心理師のダブルライセンスを持つカウンセラーに相談することをおすすめします。

精神科医

精神科医にカウンセリングを受けることはどうでしょう?

結論から言うと、こちらについてもおすすめしません。

なぜなら、精神科医は精神医学の専門家であり、心理学の専門家ではないからです。

医学部のカリキュラムで心理学の講義は、ほとんどありません。

そのため、精神科医は心理学やカウンセリングについては詳しくないのが現状です。

また、精神科医の主な仕事は診断をしてお薬を処方することです。

1人の患者に時間を取ってじっくり話を聴いてくれることは、まずあり得ません。

もちろん、カウンセリングではなくお薬を希望される場合は精神科医に相談しましょう。

カウンセラーがお薬を処方することはできません。

ただし、じっくり話を聴いてほしいという場合には精神科医ではなく臨床心理士・公認心理師を持つカウンセラーに相談するようにしましょう。

精神保健福祉士

精神保健福祉士は、精神障害者に対する相談援助などの業務に携わる人の国家資格です。

しかし、精神保健福祉士は心理学の専門家ではありません。

社会福祉士

社会福祉士は、日常生活を営むのに問題がある人からの相談に対して助言や指導、援助を行なう専門職です。

しかし、社会福祉士も心理学の専門家ではありません。

おすすめできないオンラインカウンセリング

ここまでオンラインカウンセリングでおすすめできるのは臨床心理士・公認心理師のダブルライセンスを持つカウンセラーであることを解説しました。

ここからさらに深堀して、オンラインカウンセリングでおすすめできない相談機関について解説します。

カウンセラーが臨床心理士・公認心理師のダブルライセンスを持っていない

これまで解説したように、最も信頼できるのは臨床心理士・公認心理師のダブルライセンスを持っているカウンセラーです。

どちらか片方だけを持っているカウンセラーも避けた方が良いでしょう。

世の中には、両方の資格を持つカウンセラーがかなりいます。

ですので、各相談機関のホームページで両方の資格を持っているカウンセラーを探しましょう。

カウンセラーの所属学会しか書いていない

ホームページでカウンセラーの所属学会のみが記載されているところがあります。

学会等に所属していない人から見たら、〇〇学会という記載があるとそのカウンセラーがとても優秀で権威性があるように見えるかもしれません。

しかし、基本的に学会には誰でも入れます(笑)。

心理分野では日本心理臨床学会が有名ですが、臨床心理士や公認心理師でなくても入ることは可能です。

カウンセラーが資格を持っていないときに、所属している学会の名前を書いて読者の信頼を得ようとしているように見えます。

カウンセラーが実名・顔出ししていない

ホームページでカウンセラーの名前がイニシャルだったり、顔写真を掲載していないところがあります。

はっきり言って、見るからに怪しいです(笑)。

何か実名・顔出しできない理由でもあるのかと不安になってしまいますよね。

カウンセラーが実名・顔出ししていないようなところには相談しないことをおすすめします。

カウンセリング料金が書いていない

ホームページにカウンセリング料金を記載していないところもあります。

こちらも、はっきり言って怪しいです(笑)。

正直、ぼったくられるんじゃないかと不安になります。

カウンセリング料金を明記していないようなところには相談しないことをおすすめします。

カウンセリング料金が高い

ホームページにカウンセリング料金を記載していても、あまりに高額なところはおすすめしません。

対面カウンセリングの平均的な料金は、東京や大阪などの大都市では10,000円前後です。

駅近くのカウンセリングルームを借りるとなると、テナント料も高くなります。

しかし、オンラインカウンセリングであればそこまで経費は高くならないはずです。

オンラインカウンセリングはカウンセリングルームを借りる必要がないので、経費のほとんどがカウンセラーの人件費になります。

これは、オンラインカウンセリングの大きなメリットです。

負担にならない料金で気軽に利用できるのがオンラインカウンセリングのメリットですから、料金が高いところはあまりおすすめできないですね。

実際にオンラインカウンセリングを受けてみてどう感じるかも大切

ここまでオンラインカウンセリングのおすすめについて解説しました。

最後に、少し補足しますね。

人によってはオンラインカウンセリングより対面カウンセリングが良い人もいたり、逆に対面カウンセリングよりもオンラインカウンセリングの方が良い人もいるでしょう。

ですので、実際にオンラインカウンセリングを受けてみてどう感じるかを見てみましょう。

また、これはオンラインカウンセリングに限らないのですが、カウンセリングにおいてはカウンセラーとの相性も大切です。

なんとなく相性が悪いと感じたら、そのことを相談機関に伝えてみましょう。

きちんとした相談機関であれば、カウンセラーを変えてくれるはずです。

まとめ

オンラインカウンセリングにおすすめなのは、臨床心理士・公認心理師のダブルライセンスを持つカウンセラーがいる相談機関です。

臨床心理士・公認心理師のダブルライセンスを持ち、かつ自分にとって相性の良いカウンセラーを見つけてください。

人間関係の種類とそこでの立ち振る舞い方を心理学の専門家が解説

人間関係の種類とそこでの立ち振る舞い方を心理学の専門家が解説

人間関係にはいくつかの種類があります。

例えば、職場、友達、家族などが挙げられます。

そして、それぞれの人間関係では求められるものも異なります。

そこで今回は、心理学の専門家が人間関係の種類とそこでの振る舞い方を解説します。

また、心理学では人間の他者との関わり方について有名な実験がありますので、そちらについても解説しています。

人間関係の種類とそこでの立ち振る舞いに悩んだり、迷ったりしている方はぜひ記事をご覧ください。

人間関係の種類とそこでの立ち振る舞い方

職場

人間関係の1つとして職場があります。

職場では上司、同僚、お客様などとの人間関係が存在します。

現在、職場の人間関係で悩んでいる人も多いかもしれませんね。

職場の人間関係が厄介なのは、同じ仕事という目的を持った人間として付き合いが続くからです。

子どもが親を選べないように、基本的に転勤などが無ければ上司を選ぶことはできません。

また、同僚を選ぶこともできませんし、お客様を選ぶこともできません。

一旦こじれるととても厄介なのが、職場での人間関係です。

では、そのような職場でどう振る舞えば良いのでしょうか?

答えは、割り切ることです。

職場というのは、仕事という目的のためにさまざまなスキルを持つ人の集まりに過ぎません。

ですので、職場では仕事と割り切って人と接することが大切です。

当たり前ですが、仕事はしっかりやって結果を出すようにしましょう。

その上で、仕事の後の飲み会等には参加しなくても良いです。

ただし、日々の挨拶などは愛想良くきちんとしましょう。

仕事はきちんとこなし、礼儀正しくしていれば、あまり乗り気でない飲み会に行かなくても悪口や陰口を言われることは少ないでしょう。

仮に悪口や陰口を言われたとしても、職場はあくまで仕事をする場所に過ぎないという割り切りがあればそこまで気にならないはずです。

悪口や陰口を言う人はあなたのことだけではなく他の人のことも言っていますから、周りの人も内心あきれていることも多いです。

また、自分が悪口や陰口のターゲットにされるの怖くて合わせているだけの人も多いでしょう。

職場では悪口や陰口を言うような人にも自分から挨拶して、礼儀正しく振る舞い、距離を保つようにすることをおすすめします。

友達

人間関係の種類として友達があります。

友達にもいろいろな友達がいると思います。

知り合いに近い友達から親友と呼べるような友達までグラデーションがありますよね。

人間関係としては知り合ってから、少しずつ仲良くなっていけば良いと思います。

知り合って間もないのにあまりにも自分のことを赤裸々に語ると、相手に引かれる可能性があります。

また、友達関係も割り切ることが大切です。

最初はなかなか自分と合うかどうかも分かりません。

なので、少しずつ仲良くなれば良いです。

じっくりコトコト、スープがあったまるイメージです(笑)。

そして、話をするときは否定と断定はしない方が良いかもしれません。

誰でも自分の話を否定されたり、断定されると嫌な気持ちになってしまいます。

ただし、話をして合わないと思ったら距離を置いても良いです。

職場ではないので、合わないのに無理して付き合う必要はありません。

また、友達であっても裏切られることもあるでしょう。

かなり信頼していた親友に裏切られることもあるかもしれません。

そのときはとてもショックですが、長い人生ではあり得ることです。

そのときもそういう人間だったんだと割り切ることが大切です。

家族

家族も人間関係の種類として挙げられます。

家族が好きな人もいれば、嫌いな人もいるでしょう。

世の中には、子どもを虐待したり、子どもに害を及ぼすような親も存在します。

そのような親とは距離を取るしかないと思います。

つまり、親と離れて一人暮らしをすることをおすすめします。

家族だからと言って必ずしも仲良くする必要はないです。

心理学における有名な実験

心理学では人間関係の取り方、とりわけ愛着についての有名な実験があります。

愛着とは、*1“特定の対象に対する特別の情緒的結びつき”のことです。

例えば、赤ちゃんは他の人が目の前からいなくなっても平気ですが、母親がいなくなると泣き出したりします。

これは赤ちゃんが母親に特別の感情を抱いているからであり、このような特定の対象に対する特別の情緒的結びつきのことを愛着と呼びます。

そして、心理学にはこの愛着に関する有名な実験があります。

それは、ストレンジ・シュチエーション法と呼ばれる実験です。

簡単に説明すると、

  1. 母親と赤ちゃんが部屋にいる。
  2. 見知らぬ人が入室する。
  3. しばらくすると、母親が退出する。
  4. しばらくすると、母親が戻ってくる。

このときの母親との分離と再開の場面での赤ちゃんの態度により、赤ちゃんのタイプを次の4つに分類しました。

回避型(Aタイプ)

子どもは、母親との再会場面では母親を避けようとするなど無関心な態度を示す。

母親の日常的な態度は、子どもの働きかけに対して拒否的な態度を示す。

安定型(Bタイプ)

子どもは、母親との分離場面では多少泣いたり混乱を示したりするが、再会場面では母親に積極的な身体接触を求めて容易に静穏化する。

母親の日常的な態度は、子どもの状態に敏感であり、応答的な対応をする。

抵抗/アンビバレント型(Cタイプ)

子どもは、分離場面で非常に強い不安や混乱を示し、再会場面では母親を叩くなど怒りをぶつけます。

母親の日常的な態度は、子供の働きかけに対して一貫性を欠いた対応を取ります。

無秩序・無方向型(Dタイプ)

子どもは、母親に対して顔を背けながら近づきます。不自然でぎこちない態度を示します。

母親の日常的な態度は、精神的な不安定さがあり、突発的に表情や言動に変調をきたすことがありります。虐待など不適切な関わりが見られます。

なぜストレンジ・シュチエーション法の解説をしたかと言うと、赤ちゃんのときの母親との愛着タイプが大人になったときの人間関係の取り方に影響を及ぼすからです。

もちろん、必ずしも赤ちゃんのときの愛着タイプが大人になっても維持されるとは限りませんが、自分の人間関係取り方を知る上で参考にすることはできます。

自分にはどういう傾向があるかを把握しておくことが大切

先程のストレンジ・シュチエーション法とともに、自分にはどういう傾向があるのかを把握しておくことが大切です。

例えば、自分に回避的な傾向があり、職場の人間関係が煩わしく感じられるとします。

その場合、まず自分にはそういう傾向があると自覚することです。

その上で挨拶だけは自分からするように心がけるとか、あるいはなるべく人間関係が少ない仕事に転職する等を考えることができます。

人間関係の少ない仕事としては、プログラマーとかあるいは在宅ワークの仕事等が考えられます。

最近では、新型コロナウイルスの影響もあり、テレワークが増えています。

人間関係が苦手な人は、テレワークの仕事を探すのも1つの方法です。

そして、職場であれテレワークであれ挨拶などはきちんとするけど、飲み会には参加しないなど割り切ることも大切です。

もし人間関係に悩んだり迷ったりしているなら、まずは自分にはどういう傾向があるかを把握することからはじめることが大切です。

まとめ

今回は人間関係の種類とそこでの立ち振る舞い方、心理学における有名な実験、自分にはどういう傾向があるのかを把握しておくことが大切というお話しをしました。

まずは自分の傾向を把握し、割り切るところは割り切ることが大切です。

引用文献

*1 中島義明(編)(1999)心理学辞典 有斐閣 pp3-4.
参考文献

大石幸二(編)(2019)第1回公認心理師国家試験要点解説と必修用語 文光堂 pp42.